丙型潜水艦 1(仮)

申し訳ありません、1月中にあげるつもりが遅れてしまいました。
仕事の都合で時間が取れず、図を描くことができませんでした。
いつか乙型潜水艦の記事のように全体図で書き直したいと思っていますので、今回は(仮)とします。

艦橋

今回は丙型潜水艦の艦橋前部についてです。
(図はクリックで拡大します。測距儀は伊16が使用時、伊18は格納時で描いてあります。)
艦橋前部のふくらみ部には電信室があり、その上には空中線引込口があります。
伊16はこの引込口がふくらみの上に飛び出すようにあるのですが、伊18は引込口がふくらみと一体化しています。
なお、引込口の開口部はどちらも右舷側にあります。
伊16型5隻は、伊16が呉工廠、伊18と伊24が佐世保工廠、伊20が三菱神戸造船所、伊22が神戸川崎造船所で建造されました。
伊24は写真が残っており、伊18と同様の形状であるのが確認できます。
伊20は、私の資料では写真が見つかりませんでしたが公式図の「上部平面」では伊16と同様に描かれています。
伊22は写真も公式図も見当たらず、不明です。
ただ、この引込口の形状の違いは巡潜3型も同様で、呉工廠で建造された伊7は伊16と同じように引込口が独立した形状で、神戸川崎造船所で建造された伊8は伊18のように引込口が一体化しています。
伊8と同じ神戸川崎造船所で建造された伊22も、同様に一体化した形状である可能性が高いと思われます。
伊46型はこの引込口が小型化されています。

伊46型では艦橋上の機銃脇のブルワークが少し低くなっており、測距儀も双眼望遠鏡に変わっています。
これは乙型潜水艦でも同様の変化がありましたので、伊16型の各艦も同じように変化した可能性があります。(早期に沈んだ伊18と伊22はブルワークの変化のみ?)

次回は艦橋後部について、次々回は伊46型の伊16型との違いについて書く予定です。


謹賀新年

皆様、あけましておめでとうございます。

昨年末のトラブルで投稿を中止していますが、本年はなるべく早く復活したいと考えています。
現在は足のほうは普通に歩けるようになっています。
目はまだ二重に見えていますが、そのずれは以前よりも少なくなってきており、いくらか希望が見えてきました。

リハビリもかねて今月中に丙型潜水艦について少しだけ書いてみたいなと思っています。
どうか本年もよろしくお願いいたします。

お知らせ

今月初めに怪我をして右足と左目をいためてしまいました。
右足の骨折は手術もして順調に回復していますが、左目は運動神経を痛めてしまい物が2重に見える複視となってしまいました。
回復するかどうかも判らないということで、片目での生活を余儀なくされてしまいました。
そのため、心と体が安定するまで投稿を中断いたします。

なお、改訂予定でした以下の記事に写真と簡単な文章を付け加えておきました。
隼鷹 25
隼鷹 27
乙型改一潜水艦 1
乙型改一潜水艦 2
乙型改二潜水艦 3
丙型改潜水艦 2


清霜

夕雲型についてひとつだけ。
夕雲型の後期艦には前部煙突の後ろに機銃台が設けられています。
この機銃台への上がり方を考えてみました。
早霜の公式図にはこの機銃台が描かれているものがあります。(早霜には、実際には設置されませんでしたので計画図と思われます)
これには機銃台から前方にあるスキッドビームにかけて細い通路のようなものが描かれています。
そこで清霜の写真を拡大してみるとスキッドビームの舷側側に梯子を見つけました。
この梯子でスキッドビーム上面に上がり、通路を使って機銃台へ行ったものと思われます。
本当は平面図を書いて解説するつもりでしたが、片目ではなかなか図を描く気力がもてませんでした。

写真1 日本海軍艦艇写真集 駆逐艦 ダイヤモンド社 P.115より

暁型 1

01-1 繋止装置

響の公式図に「五十口径三年式十二糎七連装砲B型 楯繋止装置 組立」というものがあります。
楯繋止装置というのは12.7cm砲を固定するためのもので図のようなものになっています。

01-2 繋止装置 平面

この公式図には各砲の平面図があるのですが、その中に気になる線が描かれています。
赤色で描いた線がそれです。
左舷側は線がかすれていて、残念ながら細い線が読み取れません。
「白露型 1」でも書いたように、12.7cm砲の周囲の甲板には、補強のためか板厚の違う鋼板が敷かれており、この線はそれを表しているものと思われます。

01-3 響 一番砲

写真1は昭和19年の損傷した響の一番砲です。
浮き上がった鋼板部が図と一致します。(赤い矢印)
紫の矢印部も浮き上がっていますが、奥に別の線も見えており別の接続部と考えました。
また左舷側は折り畳まれたシートが置かれていますが、そのシートの浮き上がり状態から右舷側の対象形と思われます。
ただ、写真2ではこの鋼板上にリノリウム押さえのようなものが写っており(黄色い矢印)、この部分だけはリノリウムが張ってあったものと思われます。
甲板上にある繋止環は竣工時は上図にあったような窪んだものでしたが、開戦時には飛び出た輪のものになっています(緑の矢印)。

01-4 一番砲・三番砲平面

上から竣工時の一番砲、開戦時の一番砲と三番砲です。

写真1 歴史群像太平洋戦史シリーズNo.70 完全版特型駆逐艦 学習研究社 P.36より
写真2 世界の艦船増刊 新版・連合艦隊華やかなりし頃 海人社 P.70より

乙型潜水艦 改訂のお知らせ

乙型潜水艦 1・2・4・6・7の改訂を行いました。

「乙型潜水艦 1」 伊29の新造時に飛行機格納筒を未装着とし、装着後の姿を別枠としました。
「乙型潜水艦 2」 平面図と写真を追加
「乙型潜水艦 4」 写真を追加
「乙型潜水艦 6」 写真を変更、艦首部の伊15との木甲板部の違いを平面図で追加 
「乙型潜水艦 7」 艦橋側面の逆探を4基に修正、写真の追加
これらに伴い説明文も変更しました。

乙型改一と乙型改二、丙型改の改訂も行う予定ではありますが、もうしばらく時間をいただけますようお願いします。
プロフィール

老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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