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白露型 4

04-1 五月雨 艦橋断面

五月雨の艦橋断面です。(クリックで拡大します)
艦橋休憩室の側面は、天蓋の高さまでに九四式方位盤と同じ幅になるように傾いており、そこから上部は方位盤に繋がるように円形に変化させてあります。

04-2 艦橋前部

羅針艦橋前や横の張り出し部の下には補強板がありますが、その端部は外板で囲ってあります。(断面図の紫の線で示した部分)
ただ、羅針艦橋前面は五月雨・春雨が角の部分も囲ってありますが、白露は前面のみのようです。
(写真1 白露、羅針艦橋前面下部の外板が取り外されており、赤い線が本来の状態となります。写真2 五月雨)
時雨・村雨は不明、夕立は不鮮明な写真で断言できませんが白露と同形状のようにみえます。

04-3 涼風 艦橋

(クリックで拡大します)
白露型の海風以降は艦橋が変わっていますが、これの形状がわかる資料は私の所有している中では涼風の「諸管装置(側面及切断)」のみです。
基本形状はほぼ朝潮と同じで、天蓋平面の一部・艦橋休憩室後半部の壁面形状(朝潮は九四式方位盤で円形になるように変化していますが、涼風は天蓋の高さまでで円形への変化が終わりその上は垂直となっているようです)や信号所の長さに違いが見られる程度です。
羅針艦橋の最大部と艦橋休憩室および艦橋基部の幅は、白露前期型と朝潮型は同じ寸法となっており、涼風も同様だと思われます。
この「諸管装置(側面及切断)」には船首楼甲板平面はありませんが、写真を見る限り前半分の窓の配置は朝潮と同じようです。
前部マストの主柱は五月雨は船首楼甲板から立ち上がっていますが、涼風は上甲板からとなっており若干位置が違っています。
なお、残念ながら梯子や信号旗掛等は描かれていません。

写真1 写真日本の軍艦第11巻 駆逐艦II 光人社 P.38より
写真2 世界の艦船増刊 日本駆逐艦史(新版) 海人社 P.111より

以下の図を修正しました。
「白露型 2」 五月雨艦橋平面 羅針艦橋内壁面の補強材を追加
                各種寸法を追加
                断面位置の追加
「白露型 3」 五月雨艦橋側面 舷灯位置修正
                各種寸法を追加 
        白露・時雨艦橋側面 舷灯位置と羅針艦橋前下部の補強板の修正

白露型 3

03-1 五月雨 艦橋側面

五月雨の艦橋側面です。(クリックで拡大します)
窓は青で、梯子・足掛等は赤で、手摺等は緑で描いてあります。

03-2 白露 艦橋側面

白露の艦橋側面です。(クリックで拡大します)

03-3 時雨 艦橋側面

時雨の艦橋側面です。(クリックで拡大します)


お知らせ

現在仕事が忙しく、図を描く時間が取れません。
次の記事はもうしばらく後になります。

また、2キロ信号灯のあるフラットから見張所へ登るための梯子の位置が白露と五月雨とでは違っているようです。
前回の平面図は白露を参考にして描きましたので違っています。
この点も次回の更新時に直したいと思います。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

白露型 2

02-1a 五月雨 艦橋平面
02-1b 五月雨 艦橋平面

五月雨の艦橋平面です。(クリックで拡大します)
窓は青で、梯子・足掛等は赤で、手摺等は緑で描いてあります。
参考にした公式図は五月雨の「艦橋構造 其の1」「艦橋構造 其の2」「舷外側面及上部平面」「艦内側面及艦橋平面」を主にし、部分的に時雨の「舷外側面及上部平面」も参考にしました。
「舷外側面及上部平面」「艦内側面及艦橋平面」は昭和17年5月現在となっています。(ただし全てが正確とは限りませんので注意が必要です)
「艦橋構造」は各種断面等が詳しく描かれています。
船首楼甲板平面の右舷側前部の角には艦内への昇降口があり、ほんの少し外側に膨らんでいます。
左舷側の羅針艦橋張り出しの下には2本の支柱があるのですが、後部のものは斜めになっているようです。(烹炊煙突と干渉するため?)
ただし、この2箇所とも鮮明に写っている写真が見当たらず、確認はできていません。
前部マスト中段の2キロ信号灯台は、時雨の「上部平面」で輪郭は確認できるものの手摺の位置はは不明です。

02-2 白露 艦橋平面

白露の艦橋平面です。(クリックで拡大します)
白露の「艦内側面及艦橋平面」を参考に描いてあります。
五月雨とは信号所へ上る梯子と、2キロ信号灯台から見張所へ上る梯子が違っています。
なお、梯子の位置は春雨もほぼ同じです。
また羅針艦橋天蓋上にある無線電話送話機の位置や手摺も違っています。
66cm測距儀の直前にも手摺があります。(シート等を使用しての風除けのため?)
隊内信号灯の位置も違っていますが、昭和18年の写真では写っていませんので、廃止となった可能性があります。
ただその時期等は不明です。

02-3 時雨 艦橋平面

時雨の艦橋平面です。(クリックで拡大します)
時雨の「舷外側面及上部平面」を参考に描いてあります。
羅針艦橋天蓋上にある無線電話送話機の位置は五月雨と同じですが、アンテナの向きが違っています。

丙型潜水艦 3(仮)

伊46型 艦橋

伊46型は伊16型とは数多くの違いがあります。
今回もあまり図が描けませんでしたが、乙型と乙型改一の違いと同じ部分も多くありますので「乙型改一 1」を参考にしていただければわかりやすいかと思います。

1  網切器の廃止
2  ムアリングパイプの廃止
3  潜舵ガードの廃止
4  右舷の錨の廃止(乙型改一では左舷が廃止されました)
5  起倒式無線檣の廃止(甲板の格納部もありません)
6  空中線引込口の小型化
7  方向探知機ガードの廃止
8  遮風天蓋の追加
9  1.5m測距儀から15cm双眼望遠鏡へ変更
10 25mm機銃脇のブルワークの上部カット
11 逆探の装備(艦橋の前後両舷に計4基)
12 艉信号灯の廃止
13 応急遮断弁の装備
14 伊47と伊48は22号電探を装備して竣工しました。

また、伊48は新造時より後甲板に回天搭載設備を装備しています。
新造時の伊58と同様に、交通筒は中央の2基のみで舷側の張り出し部も短いものでした。

遮風天蓋

潜望鏡の奥に見えるものが遮風天蓋です。
これ以外の写真では写っていませんので、折畳み式になっているのではと考えています。

応急遮断弁

応急遮断弁覆いの平面形状は乙型改一ではほぼ長方形でしたが、伊46型では横にあるハッチと干渉するために変わった形状となっています。
下の図は艦内側面を参考に描いた応急遮断弁です。

写真1 写真日本海軍全艦艇史 KKベストセラーズ社 P.718より

プロフィール

老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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