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乙型改二潜水艦 1

10-1 伊54

竣工時の伊54です。
(クリックで拡大します)
竣工時の伊44と比較して、以下の点に違いが見られます。
1  航空機格納筒の上に22号電探を装備
2  方向探知機のガードを廃止
3  艦橋の扉位置の変更
4  補助発電機室の移動に伴い、排気口位置の変更(乙型改二は両舷にあります)
5  ハッチ位置の変更
6  機関変更に伴い、排気口位置の変更
7  上部縦舵ガードの縦舵上の部分を廃止

乙型改二潜水艦 2

11-1 伊58-1

昭和19年12月末の金剛隊出撃時の伊58です。
(クリックで拡大します)
伊58は建造時より回天搭載艦とされ、後に改造された艦よりも舷側の張り出しが小さく、波除けもありません。
また、両脇の回天搭載場所も、伊36と比較して中央寄りかつ艦尾寄りとなっています。
この張り出し部の手摺は、張り出しの内側にあり取り外し式のようです。
艦橋は双眼鏡の配置位置などが左右非対称になっていますが、詳しくは次回記述します。


以下の図を訂正しました。
「乙型潜水艦 5」伊33・「乙型潜水艦 6」伊36・「乙型改二潜水艦 1」伊54
   航空機格納筒の上の22号電探を若干前方に修正。
「乙型潜水艦 4」伊30
   艦中央部の舷側にある足掛け部の舷外電路にカバーを追加。
「乙型改一潜水艦 1」「乙型改一潜水艦 2」伊44
   舷側灯を消去。

乙型改二潜水艦 3

12-1 伊58-2

昭和20年7月の多聞隊出撃時の伊58です。
(クリックで拡大します)

12-2 伊58-回天

(クリックで拡大します)
後甲板の張り出しは後方に拡大されましたが、伊36よりは短めになっています。
また、前部には波除けが設置されましたが、これも伊36とは違う形状です。
(艦橋にある扉との位置関係によるものか?)
前回触れたように、舷側側の回天の搭載位置も違っています。

12-3 伊58-艦橋

艦橋上の機器は、左舷にシュノーケルが設置されたため配置が変わっています。
シュノーケル設置位置の真横にあった25mm連装機銃は後方に移され、水密弾薬包筒も移されています。
左舷側の中央部には一段高い場所があり、そこには12cm双眼鏡が設置されていましたが、それもシュノーケル横に移されたようです。
また、その双眼鏡の右舷側には甲板への梯子が追加されています。

12-4 伊58-排水孔

艦橋後部付近から排気口までの船体排水孔の形状が変わっています。
(写真 「歴史群像太平洋戦史シリーズNo.45 真実の艦艇史 学習研究社」P.56より)
理由は不明です。(潜航速度を速くするため?回天搭載でのバランス調整?)
また艦尾の上部縦舵ガードには、前部には1個の後部には2個の軽目穴が開いています。
乙型改二と丙型改の内、この上部縦舵ガードがはっきり判る写真は伊58と伊52しかなく、伊52には軽目穴はありません。
上部縦舵ガードに軽目穴が開いているのは、伊58のみである可能性があります。
またこの軽目穴が新造時からあるものなのかも不明なため、新造時の図は無しとしています。


12-5 伊58

写真2は前甲板で、回天搭載設備の左右のずれが確認できます。
なお、青い矢印の開口部は魚雷積み込み口です。
写真3は後甲板で、舷側の張り出しが後方に伸ばされているのが確認できます。
また、起倒式無線檣は撤去されているようです。

写真2 歴史群像太平洋戦史シリーズNo.64 睦月型駆逐艦 学習研究社 P.82より
写真3 日本海軍艦艇写真集 潜水艦・潜水母艦 ダイヤモンド社 P.85より

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老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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