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暁型 1

01-1 繋止装置

響の公式図に「五十口径三年式十二糎七連装砲B型 楯繋止装置 組立」というものがあります。
楯繋止装置というのは12.7cm砲を固定するためのもので図のようなものになっています。

01-2 繋止装置 平面

この公式図には各砲の平面図があるのですが、その中に気になる線が描かれています。
赤色で描いた線がそれです。
左舷側は線がかすれていて、残念ながら細い線が読み取れません。
「白露型 1」でも書いたように、12.7cm砲の周囲の甲板には、補強のためか板厚の違う鋼板が敷かれており、この線はそれを表しているものと思われます。

01-3 響 一番砲

写真1は昭和19年の損傷した響の一番砲です。
浮き上がった鋼板部が図と一致します。(赤い矢印)
紫の矢印部も浮き上がっていますが、奥に別の線も見えており別の接続部と考えました。
また左舷側は折り畳まれたシートが置かれていますが、そのシートの浮き上がり状態から右舷側の対象形と思われます。
ただ、写真2ではこの鋼板上にリノリウム押さえのようなものが写っており(黄色い矢印)、この部分だけはリノリウムが張ってあったものと思われます。
甲板上にある繋止環は竣工時は上図にあったような窪んだものでしたが、開戦時には飛び出た輪のものになっています(緑の矢印)。

01-4 一番砲・三番砲平面

上から竣工時の一番砲、開戦時の一番砲と三番砲です。

写真1 歴史群像太平洋戦史シリーズNo.70 完全版特型駆逐艦 学習研究社 P.36より
写真2 世界の艦船増刊 新版・連合艦隊華やかなりし頃 海人社 P.70より

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老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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