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阿賀野型 27

26 能代

昭和19年3月時の能代の全体図です。
(クリックで拡大します)
このときの機銃は、3連装8基・単装8基でした。
赤い線は「世界巡洋艦物語 福井静夫著作集第8巻 光人社」の巻末にある「あ号作戦後の兵装増備の状況調査」を参考にした、レイテ戦時の能代の姿です(赤い点は機銃座)。
なお、13号電探の電探室と、二式哨信儀の全受器は矢矧と同位置に描いてみたもので確証はありません。
なお、ベージュ色はキャンバス部です。
(飛行甲板上にはテント状の機銃員待機所が設置できたようです)


公式図を参考にして描いてはいますが、マイクロフィルムへの撮影時に歪が生まれていて、寸法的には当てにしないでください。

まだまだ細かな部分では阿賀野型各艦での相違点はありますし、気付いていない点もあるかと思います。
また、他の艦の全体図も描きたいところですが、最近仕事が忙しく時間が取れません。
以上で阿賀野型の考証は終了としたいと思います。

毘式40mm単装機銃 1

機銃型別一覧表によると、毘式四十粍単装機銃には一型・二型・二型改一・三型の4つの形式があります。
一型は舶着品/25発連続給弾、二型は内地製/50発連続給弾、二型改一は内地製(試製品)/150発連続給弾、三型は内地製/小型駆潜艇用/25発連続給弾となっています。
グランプリ出版の「軍艦メカニズム図鑑 日本の駆逐艦」等には、駆潜艇用の三型の図はありますが、初春型や白露型に搭載されていた一型と二型は無いようです。

毘式40mm機銃一型

毘式四十粍単装機銃一型

図は「各種機銃縮図 昭和十一年二月調製」より(一部アレンジあり)。
グレーの線の部分は、元図では一点鎖線で描かれています。

 組み合わせ機銃     毘式四十粍機銃一型
 組み合わせ銃架     毘式四十粍単装銃架一型
 最大仰角          85度
 最大俯角          5度
 操作半径          1500mm
 照準器           毘式左右連動
 照準望遠鏡        毘式
 重量(機銃・銃架)     971kg
 重量(付属具・補用品)  581kg
 搭載重量          1552kg

昭和14年10月の機銃型別一覧表にある搭載艦名
 摩耶 2 ・ 出雲 2 ・ 初春 2 ・ 子日 2
 五月雨 2 ・ 春雨 2 ・ 呉廠 1
  

毘式40mm単装機銃 2

毘式40mm機銃二型

毘式四十粍単装機銃二型

図は「各種機銃縮図 昭和十一年二月調製」より(一部アレンジあり)。

 組み合わせ機銃    毘式四十粍機銃一型改一
 組み合わせ銃架    毘式四十粍単装銃架二型
 最大仰角         85度
 最大俯角         5度
 操作半径         1500mm
 照準器          毘式左右連動
 照準望遠鏡       三糎高角
 重量(機銃・銃架)    1950kg
 重量(付属具・補用品) 691kg
 搭載重量         2641kg

昭和14年10月の機銃型別一覧表にある搭載艦名
 若葉 2 ・ 初霜 2 ・ 有明 2 ・ 夕暮 2
 白露 2 ・ 時雨 2 ・ 村雨 2 ・ 夕立 2

 
ちなみに駆潜艇51号等に搭載された三型は、機銃中心から座席までが700mmと小型化されています。
操作半径は、機銃型別一覧表では1500mmと記載されていますが(正確には一型や二型と「同」と記載)、各種機銃縮図では旋回半径1150mmと書かれていています。
たぶん各種機銃縮図のほうが正しいのだと思います。 
また、敷設艇の測天型や駆潜艇1号型に搭載された毘式四十粍二連装機銃一型改一は単装機銃二型を、駆潜艇3号以下に搭載された毘式四十粍二連装機銃二型は単装機銃三型をそれぞれ連装化した物を思い浮かべてもらえればよいかと思います。

潜水艦用13mm連装機銃 1

機銃型別一覧表には、潜水艦用の13mm連装機銃が4種類記載されています。
九三式十三粍二連装機銃四型と、五型及び五型改一、六型です。
これらの形状についてはまったく知られていませんでしたが、各種機銃縮図に四型と五型の図がありましたので紹介したいと思います。

九三式十三粍二連装機銃四型

九三式13mm機銃四型

図は「各種機銃縮図 昭和十一年二月調製」より(一部アレンジあり)。
ただし、図に書かれている重量は「予定重量 550kg」となっていますので、この時点ではまだ開発中だと思われます。
完成したものとは多少違いが有るかも知れませんが、それほど大差は無いと思います。

 組み合わせ機銃    九三式十三粍機銃二型改一
 組み合わせ銃架    九三式十三粍二連装銃架四型
 最大仰角         85度
 最大俯角         10度
 操作半径         1400mm
 照準器          環型
 重量(機銃・銃架)    520kg
 搭載重量         850kg

昭和14年10月の機銃型別一覧表にある搭載艦名
伊7  1 ・ 伊8  1 ・ 伊74  1 ・ 伊75  1

機銃本体が取り付けられている又軸は、昇降可能です。
図を見て判るように、13mm単装機銃の銃身を2つ並べたような形状です。
起倒式の銃架は、ばねを利用したと思われる補助装置が付いています。

伊8-1

写真での確認はできませんでしたが、この18年8月の伊8の艦橋後部にある蓋がそうではないかと推測しています。
(「丸スペシャルNo.31 日本の潜水艦I 潮書房」P.67より) 

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老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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