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丙型改潜水艦 3

15-1 伊53-1

伊53の竣工時の推定図です。
(クリックで拡大します)
伊53には、昭和19年12月の金剛隊出撃時に撮影されたと思われる写真があります。
見送りの内火艇から艦橋付近を撮影したものですが、戦後の写真では舷外電路の上にある排水孔がこの写真ではありません。
つまりこれらの排水孔は、回天を6基搭載するための改装で空けられたものと推定しました。

以上で乙型・乙型改一・乙型改二・丙型改の考証を終わります。
次回からは阿賀野型について訂正および追加を書きます。

阿賀野型 29

酒匂の公式図「舷外側面 上部平面 諸艦橋平面」を見ることができました。
以前の考証と違っていた部分がありました。

28-1 酒匂 上部艦橋

酒匂の上部艦橋です。
右舷にのみ小部屋があり張り出し部も変化しています。

28-2 酒匂 飛行甲板

酒匂の飛行甲板です。
機銃座付近の平面形状が違っていました。
特に補用翼格納所後方の単装機銃は後方に張り出しを設けて設置されています。

煙突両側に設置されている高角測距儀台はやはり6角形でした。
ただ、この上に設置されている機銃射撃装置はシールド有りで描かれていますが、竣工時の写真ではシールド無しであり、また終戦後の写真では周りにブルワークが設けられていますので最後までそのままであったと思われます。
それ以外では後部艦橋上の機銃座のブルワークが簡略化されていること、艦尾の爆雷投下軌条が矢矧より後ろ寄りな事が目立つ点です。
この図面には増備された単装機銃座が描かれています。
正方形の網目状に描かれており、必要に応じ機銃を木製の滑り止めに固定して使用するようです。
なお、単装機銃の配置位置は「世界巡洋艦物語 福井静夫著作集第8巻 光人社」の巻末に「あ号作戦後の兵装増備の状況調査」がありますのでそちらを参考にしてください。

28-3 能代 飛行甲板推定

最終時の能代の飛行甲板の推定図です。
補用翼格納所後方に増設された単装機銃はフラットを拡大して装備されたものと思われます。
なお、以前の図では左舷の細い桁を書き込んでいませんでした。
ここより舷側部は天幕で塞ぐことができたようですので、天幕固定のためにも桁はあったものと思われます。
(以前の図も修正しました)

プロフィール

老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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