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加賀 9

09-1 飛行甲板後部

写真1と2は昭和5年に撮影されたもので、下部および上部飛行甲板上の飛行機の位置からみてほぼ同時に撮影されたものと思われます。
この2枚の写真では甲板上の両舷を結ぶ白線の太さなどが違って見えます。
しかし、写真2を拡大してみるとこの太目の白線は、前半の明るい部分と後半の少し暗い部分があるのがわかります。(青い矢印)
少し暗い部分は黄色の線ではないかと思います。
また飛行甲板後端部には暗い部分があります。(赤い矢印)
ここは飛行機の日の丸と同程度の明度のため、赤色ではないかと思います。

09-2 飛行甲板後部 推定

艦尾の線はこのようになっているのではないかと思います。
なお、後端まで木甲板として着色してありますが、残念ながら改装前にこの部分がどうなっていたのかはわかりませんでした。

写真1 海軍艦艇史3 航空母艦 KKベストセラーズ社 P.65より
写真2 日本海軍艦艇写真集 航空母艦・水上機母艦 ダイヤモンド社 P.28より
 

阿賀野型 34

「阿賀野型 32」において矢矧の直上からの写真について情報をお願いいたしましたが、
お世話になっています方からの連絡で、KKベストセラーズ発行の「写真集 カミカゼ 陸・海軍特別攻撃隊 下」に掲載されているとの情報をもらいました。
また、HP「駆逐艦模型研究室」のLenさんからも情報をいただき、オスプレイから発行されている「IMPERIAL JAPANESE NAVY LIGHT CRUISERS 1941–45」にも掲載されているとのことです。
御二方には貴重な情報をいただき、ありがとうございました。
ただ、どちらもあまり大きく掲載されていないのが残念です。
それでも幾つかわかったことがありました。

34-1 機銃射撃装置

煙突脇の測距儀台の上には明るく写っているものがあります(赤い矢印)。
真上からの写真1で見るとそれは真円のうえ大きめですので、25mm単装機銃や能代のようなシールド無しの機銃射撃装置ではないことが判ります。
さて酒匂の公式図にはここにはシールド付きの機銃射撃装置が描かれています。
実際にはシールド無しのものが搭載され終戦時までそのままのようでしたが、シールド付きとする計画はあったものと思われます。
矢矧は、酒匂に計画されたとおりのシールド付きの機銃射撃装置が搭載されたものと思います。
なお測距儀台ですが、酒匂は右舷にある内火艇の関係で左右の平面形状が違っています。
矢矧は内火艇が無いようですので左右同形状だと思います。

34-2 機銃防弾板

後甲板にある25mm単装機銃には舷側側に防弾板が設置されています(青い矢印)。
昭和19年12月現在の公式図には描かれていないことや、戦後の酒匂には防弾板が無いことから、天一号作戦時に設置されたものと思われます。
同様に三連装機銃も甲板上に直置きであったものに、同時に防弾板が設置されたものと思われます(緑の矢印)。

写真1・3 「写真集 カミカゼ 陸・海軍特別攻撃隊 下」KKベストセラーズ P.247より
写真2・4 「写真 日本海軍全艦艇史」KKベストセラーズ P.310より

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老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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