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駆潜艇 第13号型 3

駆潜艇第13号型の形状は、大きく分けて3つに分けられるかと思われます。
第13号は昭和15年7月竣工、第14・15・16号は昭和16年3~4月竣工、第17号以降は昭和16年7月以降竣工となっており、それぞれに変更された部分があります。
なお、第13号は写真が残っていませんが公式図は多く残されています。
第17号は写真も公式図もありませんが、竣工時期から最後のグループと推測しました。

3-01 13号

(クリックで拡大します)
第13号は烹炊室が艦橋内にあり、烹炊煙突がマストに伸びています。
また、ボートダビットはラジアル型で短艇は甲板上に固定されています。
煙突後方の昇降口及び補機室吸気筒は、後方が開いた構造物で覆われています。
なお、第13号の甲板上の構造物及びリノリウム配置は、次回投稿します。

3-02 14号

(クリックで拡大します)
第14~16号はボーダビットがラフィング型になり短艇は吊るされた状態で固定されています。
若干短艇の位置が前に寄ったため、前方の爆雷投射機と装填台も前に移っています。
煙突後方の構造物は屋根が無くなり、後方が開いた囲いとなりました。
また艦内の配置も変わり、舷窓の位置が大きく変わっています。

3-03 17号

(クリックで拡大します)
第17号以降は烹炊室が煙突の前に移されています。
これに伴い艦橋左舷側の扉や窓が変わっています。
烹炊煙突は煙突に伸びていますが、その付き方は艦によって煙突の前面や左舷側の違いがみられます。
艦内の配置は第14号と同じですが、探信室兼水中聴音室の舷窓が一つ減っています。


ところで「丸スペシャルNo.49駆潜艇・哨戒艇 潮書房」のP.8には、煙突前に烹炊室がある第15号の写真が載っています。(「写真日本の軍艦 第13巻 小艦艇I 光人社」ならP.138)
この写真は、2ページ後の第25号の舷側の番号を修整したもので、第15号の写真ではありませんので注意が必要です。
この2ページ前に載っている昭和17年に撮影された写真には、マストに烹炊煙突がありますので烹炊室の改装はありません。
また、手前の艇には高角砲の前に射界制限柵がありますので、こちらが第15号、左奥が第14号となります。
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老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

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