FC2ブログ

山城 8

08-1 高角砲指揮所平面

昭和16年1月末現在の高角砲指揮所平面です。
赤い丸は窓の位置です。
投○機の○は、判読不能です。(図では投光器と同じ形状で描かれています)

08-1 高角砲指揮所変化

この高角砲指揮所平面の考証が最も悩みました。
「歴史群像太平洋戦史シリーズNo.30 扶桑型戦艦 学習研究社」にある「艦橋各層平面及び機銃配置図」では、マストの周りに構造物が描かれています。
これは昭和15年の写真でも確認できます。(写真1 「写真 日本海軍全艦艇史 KKベストセラーズ」P.92より)
しかしこの昭和16年の公式図ではそれが無く、銃側弾薬筐が置かれています。
この公式図の改定欄には、昭和16年1月に何らかの工事がされたと書かれていますが、その内容は不明です。
そして、昭和16年以降の写真ではこの部分を明確に確認できる写真が見当たりませんでした。
唯一、写真4で高射装置の上から光が漏れているように見えますが、これも断定はできません。(水色の矢印)
結局この部分は不明のままです。

高射装置と4.5m測距儀の間には兵員待機所が設けられましたが、これは写真2(「歴史群像 太平洋戦史シリーズNo.30 扶桑型戦艦 学習研究社」P.59より)で確認できるように高さはブルワークと同じで、上部は滑り止め付となっています。
この上にある縦苗頭測定装置ですが、この昭和16年の公式図では文字が判読不能でした。
しかし、「海軍鑑定公式図面集 今日の話題社」にある昭和11年?の公式図では、これがほぼ同位置に設置されており、ここに移設されたものと推定しました。
(字数は同じであり、文字の輪郭も似ています)
昭和18年の写真では、赤い線で示した部分に側面部をキャンバスで囲った部屋が設けられています。(写真3と4の赤い矢印、写真3 「歴史群像 太平洋戦史シリーズNo.30 扶桑型戦艦 学習研究社」P.53より、写真4 同P.72より)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

老猿

Author:老猿
  
日本海軍艦艇を、公式図と写真から
検証しています。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
フリーエリア
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR